【カ行】の離婚関連用語集
離婚の用語の解説をアイウエオ順にしております。カ行では家事審判、監護権・監護権者などです。
家事審判
家事審判とは,家事事件手続法所定の事項につき,裁判官が当事者から提出された書類や家庭裁判所調査官が行った調査の結果等種々の資料に基づいて判断・決定することで,紛争の解決を図る手続のことをいいます。
監護権・監護権者
監護権とは,未成年子に社会生を身に付けさせるために,身体的に監督・保護する権利をいいます。親権者が監護権を有するのが原則ですが,親権者とは別に監護権者を指定される場合があります。
間接強制
間接強制とは,裁判所が債務者に対して,一定の期間内に債務の履行しないときは,一定額の金銭を債権者に支払うべき旨を命ずる方法により,債務の履行を図ることをいいます。
協議離婚
夫婦は,その協議で離婚することができます(民法763条)。このように,婚姻中の夫婦が話合いによって離婚の合意をすることを協議離婚といいます。
強制執行
強制執行とは,義務が任意にされない場合に,公権力による強制を加えて,履行があったのと同じ事実的,法的状態を形成する手続のことをいいます。
健康保険
健康保険とは,一般に,病気,負傷,出産など,労働能力を喪失した労働者に対する短期的な給付を行うものの総称のことをいいます。ただし,正確には,「健康保険」は民間企業で働く労働者を対象とする医療保険のみを意味するものです。
戸籍
戸籍とは,身分関係をその時間的流れに沿って把握するための情報が記載されている文書のことをいいます。
雇用保険
労働者が失業した場合及び労働者について雇用の継続が困難となる事由が生じた場合に、労働者の生活及び雇用の安定を図るとともに、再就職を促進するため必要な給付を行うものをいいます。
公正証書
公正証書とは,法律の専門家である公証人が公証人法・民法などの法律に従って作成する公文書のことをいいます。公文書のため高い証明力があるうえ,債務者が金銭債務の支払を怠ると,裁判所の判決などを待たずに直ちに強制執行手続に移ることができます。
厚生年金保険
老齢,死亡,障害などによって労働能力が永続的に喪失した労働者に対する長期的な給付を行うものをいいます。
国民健康保険
他の医療保険制度に加入していない者を対象とした,いわゆる自営業者の医療保険のことをいいます。